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第22回コンクール結果発表                         サイトマップ


2017年5月14日(日) 表彰式が盛大に執り行われました。

堀川先生、竹山先生、山下先生、近藤副代表と、受賞者の皆さん

(都合により画像を小さくしてあります)


第22回コンクール結果発表



長編の部
 最優秀賞 副賞10万円 

  「無花果」 佐藤茂男さん 福島県

優秀賞   副賞5万円

  「まったく同士」 涌井康之さん 埼玉県

審査委員会特別賞 3本 賞牌を贈呈

  「エイマキに寄せて」 茂原健司さん 高知県

  「親父のいびき」 興呂木和朗さん 熊本県

  「枯れ葉のダンス」 高嶺剛夫さん 横浜市


短編の部

 優秀賞  該当なし

佳作    副賞5千円

  「隣家の樹木」 坂野貞子さん 名古屋市

審査委員会特別賞 2本 賞牌を贈呈

  「命名」 田上遊作さん 大阪府

  「腕時計」 黒木恵美子さん 東京都

  


入選作品

 長編の部 題名   作者(筆名) 
 ご住所 
 ある風景
 内藤 誉さん
長野県
 旅の終わり
 近藤幹夫さん
福井県
 冬のジャムセッション
 宝菜ささらさん
長野県
 麻袋のワンピース
 木場和子さん
茨城県
 珍品の燻製
 西澤貞雄さん
静岡県
 骨壺の重み
 純名貴子さん
大阪府
 私の結婚
 永吉千美恵さん
横浜市
 異国の友人
 松岡智恵子さん
長野県
 命をつなぐ読書会
 後藤次郎さん
徳島県
 惜別の情
 清田若子さん
富山県
 猫と暮らせば
 秋本美佐子さん
静岡県
 銀杏
 清水文子さん
東京都
 結界の石
 中井勝人さん
岡山県
 南国土佐を後にして
 田原芳広さん
大阪府
 文字の記憶
 塙 孝哉さん
東京都
 目が潤むとき
 八月一日青李さん
函館市
 父の一世一代
 大石琉生さん
佐賀県
 コンビニ
 久保崇史さん
東京都



 短編の部 題名  作者(筆名) 
 ご住所 
 中国人の女の子たち 
 竹下修一さん
長崎県
 祈り
 豊島恵子さん
広島県
 味
 福田 建さん
高知県


以上の皆様の受賞と入選が確定いたしました。おめでとうございます!

また、佐藤愛子先生のご指導により、長編の部には最優秀賞と優秀賞を出しました。




なお、入選にはあと一歩で及ばなかったが、審査員の評価が高かったという作品には 「奨励賞」 を、ご本人に直接送らせていただきました。


第22回随筆春秋コンクールについて

            代表 石田多絵子

 このたびは、第22回随筆春秋コンクールにご応募いただき誠に有難うございました。

 今回の応募総数は全体で500本近くに上りました。たくさんのご応募に心より御礼申し上げます。

 応募地域は日本全国並びに、海外からはカナダやアメリカ合衆国、ニュージーランドまでも広がりました。職業は主婦の方がもっとも多かったのですが、大学教授、医師といったお忙しい方々から小中学生、フリーター、高齢で全てのお役目を退かれた方といった幅広い層からのご応募がありました。

 多彩な作品を楽しませていただき有難うございました。


 年齢層は12歳から94歳までで、世代的な特徴を顕著に感じましたので触れさせて頂きます。少々辛口かも知れませんがご容赦ください。


 特に大学生の方に多いのが、体験ではなく、頭で考えた理屈を書き連ねた作品が多かったこと。人生経験が少ないからやむを得ないのかもしれませんが、やはり考えたことだけではなく、内面からこみ上げてくる感情の流れを書いていただきたかったですね。

 現時点は成長の過程として仕方ないとしても、将来は立派な作品が描けることを期待しています。


 30代、40代に多いのが自己中心的な作品です。自我意識が強く外界を思いやる余裕がないことが原因ではないかと推察されます。中には精神的に苦しんでいる内容が連綿と書かれている作品もありました。私など戦中戦後を生き抜いた人間に言わせれば「それしきのことで悩むな!」と申し上げたくもなりますが、ご本人にとっては大変なことです。頑張って下さいと申し上げるほかありません。ただそれも昔は優れた作家がいて、若さゆえの悩みを文学作品に昇華することに成功した例もありますので、突き抜けるほど悩み抜くのも一つの技法かもしれません。


 50代、60代は人間関係をテーマにした作品が多かったです。その舞台は職場、地域、同好会、友人、親戚、家族などバラバラでしたが、登場人物との関係性の変化が描かれていることは共通していました。たとえば病気、介護、死別など文学作品のテーマとしては重厚で、取り組み甲斐のあるものが多かったのですが、せっかくの題材がうまく消化できていなくて、単なる愚痴に終わってしまっている作品が目立ちました。


 70代以上では安定した隠遁生活を送っておられている方が多く、題材はペット、孫、趣味などの身近なものに限定されていました。また昔の思い出話も相当数ありました。


 これらのいずれの作品も文学を深く極めることを志向されているとするならば、もっと内面を掘り下げて、何が言いたいのか、自分を深く見つめ直していただきたかったと思います。

 その意味では今年の作品の中には、身震いするような鋭利な作品というものはありませんでした。


 コンクールに応募することは他人に読んでもらうことです。相手構わず、ただ自分の思いのたけを書き綴っただけでは評価されません。この作品は他人が読んだらどう感じるかだろうか、と思いやってください。読者の共感を得られなければ、賞は遠い存在となります。


 このようなことを念頭に次回もぜひ挑戦して頂けますでしょうか。

 皆様の奮起を期待して今年のコンクールの総括とさせて頂きます。          以上



おめでとうございます!年度賞が決定いたしました。


随筆春秋年度賞は第45号、46号に掲載された作品の中から、会員同士が推薦・投票した得点の高い順と、コンクール審査委員会の意見を加味して決定したものです。